スペイン - コスト
スペイン不動産購入の諸費用(2025年版):誰が何を払う?
スペインで家を買う時の諸費用は日本より高額です。特にITP(移転税)は最大10%。2019年の法改正後の最新ルールを解説。
スペイン不動産購入の諸費用(2025年版):誰が何を払う?
注:このコンテンツはスペインの不動産市場に関するものです。
スペインで別荘や投資物件を買う場合、日本の感覚で予算を組むと失敗します。 良いニュースは、2019年の法改正により、住宅ローン設定費用の大部分を銀行が負担するようになったことです。 悪いニュースは、物件購入税が依然として非常に高いことです。
費用の内訳
1. 銀行が払うもの(以前は買い手負担でした)
- 公証人費用(ローンの契約書)
- 登記費用(ローンの登記)
- Gestoría(司法書士のような代行業者)の費用
- AJD(印紙税):ローンの税金
2. あなた(買い手)が払うもの
- 鑑定料(Tasación): 300〜500ユーロ。
- 仲介手数料: 場合による。
- ITP(不動産移転税): これが最大の問題です。
ITP(不動産移転税)の衝撃
中古物件を買う場合、購入価格に対して以下の税金がかかります(地域により異なる):
- マドリード: 6%
- アンダルシア(マラガ): 7%
- バルセロナ、バレンシア: 10%
30万ユーロ(約5000万円)の物件を買うと、バルセロナでは税金だけで**3万ユーロ(約500万円)**を現金で払う必要があります。これはローンに組み込めません。
結論
スペインでの購入予算を立てる際は、物件価格の**12%〜15%**を諸費用として上乗せして計算してください。
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#スペイン#不動産#税金#2025#費用